環境を映す鏡／緑の眼

昨日の台風は各地でまさに竜巻や突風も含めて、大風による被害が続出していましたが、私の住む地域ではこの台風による被害はありませんでした。雨もそうたいしたこともなく、北風による吹きつけは激しかったのですが特になんということなく雨漏りさえなかったのは幸いでした。私の予想通り(^^)どちらかというと南寄りの進路となり、あまり（とはいってもアメダスで２８．５ｍだかの記録）強くもなく、寒さだけを運んでくれたかのようです。

今日は晴れて秋の北風が吹く青い空で、気持ちのよい一日でした。おかげで外を歩く余裕もあり、住む者たちは別にして、さわやかな空気を吸い込めた時間を過ごせました。その道すがら、草原にはキジがなぜか、メスばかり、３羽ばたばたとしてなにやらさがしていたのです。並んで、順にそろって、また飛び立つのまで順に１羽ずつですから、なんなのだ、と思ってしまいます。草むらや茂みからまた別の離れた茂みや藪まで、とキジの飛翔は決まっています。その情景はまた幸せな光景でもあるのです。

でもなかなか、心は晴れません。人間本来の自由と尊厳をあたりまえのこととしてこの民主国家であるはずの日本で日常的に保ち、自由で公平で平等な出会いと今日の空のような幸せをキジとともに分かち合いたいと願う日々です。当たり前の権利や名誉や尊厳を踏みにじるものは許されません。ここは、日本なのです。