ネムノキの実 ― 2006年08月26日 21時31分49秒
最近、実をつけました。これも朔果でしょう。ネムノキなどはその香りと変わった花で今は季節ではありませんが、この夏の終わりにこういった実をつけるのです。
鳥たちにとってはついばみやすい(でもおいしくない)実ですから、これで広げられるのです。風が吹けば飛んでゆき、雨が降れば流れていく、そんな風に生息範囲をひろげるのです。おいしそうな豆に見えますが、こういった朔果はまずいのが相場です。
ネムノキの広がりやすい環境はしかしながら、けっして好ましい環境ではありません。荒れた土地、捨てられて乾いた土地、人工環境との境目、崩れかけた汚い場所、などなど、彼らの繁茂する場所は環境悪化の目印にもなり得ます。やたら、そういった場所では増えるのです。そんな原因をもった増殖がめだつのです。
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