少ないながらめだつコボタンヅル2006年08月16日 21時22分05秒

やっと撮れたコボタンヅルの花と葉
山辺の道、奈良ではありませんが、その端を歩いていたら、ところどころ、白く輝くような花を見つけました。はじめは、海岸近くの土手でよく見かけたセンニンソウかと思いこみましたが(あぶない)おなじく蔓性の別種でした。

このコボタンヅル、数個ながら緑の中に浮き上がり、各所でいっぱいに花をつけています。蔓だらけの山の端でもこの季節、その白さは際だつようです。ほかにはママコノシリヌグイの桃色の花がそこかしこにありますが、緑一面の中ですから、この白さは目を引くのでしょう。

雌雄同体のように見えますが、これも虫媒で結実するのでしょうか。だとするとそれはほかに比べ、成功するのはまちがいありません。私は違った意味で目立つのかも、とも思ったりもしますが、実をつけてこそ、実になってこそ、と考えると、今の鳴かず飛ばずの生活はなんとも口惜しいというか、歯がゆいというか、耐え難い思いを強くしてしまいます。