田中康夫長野県知事なお支持すべし2006年08月08日 21時26分34秒

開票結果は票数で7万8千票ほどありましたが、割合を見ると、村井氏53.4%、田中氏46.6%でそれほどの開きはありません。というより、ほぼ半々で割れていて、県民の意思としてははっきりと村井氏を選択したわけではなかった、といえます。

なのに、新聞もテレビもまるで完全に「敗北」して変わったかのような言い方をしています。これはおかしい。独善的だった、とか、パフォーマンスが過ぎた、とか言っていますが、やはり今までの行いを改め、望むべき方向を示して進んだ点で高く評価すべきですし、村井氏はこれを間違いなく、後退させ退歩させることになるでしょう。脱ダム宣言に代表されるのは財政的な見直しに基づく自治体再建の試みだったわけですし、国内の注目度は随一だったことは疑いありません。今年の水害は田中氏の施策が悪かったから起こったのではなく、自然災害であり、近年の豪雨災害はダムの有無とは無関係です。

進歩・発展とは過去を見つめ、その過ちを知り、誤りに気づき改めていくことです。近視眼的に何かを変えてみてうまくなかったから、とか、ちょっと合わない、とか、対立が解けない、といった理由でそれを失敗だった、さらに悪化させた、というのは明らかに誤ったものの見方です。本当の意味での積極性を見いだし得たのは田中氏の側であり、それをこそ、積極的に受容しさらに良い方向に変えていくべきでしょう。この意味で、今回の結果は日本の社会にとっても残念であり、退歩的な風潮が広がることを心配します。