オカトラノオ今年も2007年06月12日 20時11分11秒

オカトラノオの埋もれた花穂
いつもの散歩道、ほとんど荒れ地の脇におよそ80ほどの花穂を、文字通り、垂れたオカトラノオは今年も白く、花期を終えたノイバラの代わりに咲いていました。去年と違うのは周囲がさらに雑然として高く、もっとあったはずの群落が消えてしまったことです。こうして、少しずつかがさっと減って、いずれは、いえ、数年で異なる植生となるのかもしれません。

これからの季節、通常なら、降雨となり、足も遠のくのですが、今年はどうでしょうか。それとて、花の季節はしばし、お休みとなります。夏にはまた、濃い色が野原を飾ることでしょう。

放置された土地の変遷など、自然としては見にくく思えますが、その現実は観察するに値する価値があります。だれも、手を入れない、手をかけようとしないところに、ある意味、「自然」があるからです。ゴミをべつにすれば、その変化と植生はそれゆえ、楽しさを感じさせるところがあるからです。