機会を奪うな2008年10月18日 20時59分20秒

ホシハジロのつがい
山の麓の元池(古くから溜め池でしたが今はコンクリート造りの水槽のようになっている)にはときおり水鳥がやってきます。10月半ばの今見るのは珍しいのですが、写真のつがいの他にカイツブリが2羽いました。誰かが中にいくらか魚を放しているので時々潜っています。時に大型のカワウまで飛んできて漁るので困ったものですが、それでもこの周辺では数少ない食餌の機会を与えてくれます。峠を越えた東にも堤があり、そこはこの「池」より広く豊富ですのでもっと見る機会があります。

社会参加の第一は就業です。労働の機会はすべての適応年齢の人に開かれねばなりません。なぜなら、労働は憲法に保障された権利だからです。でもその権利が恣意的に「経営上の」「都合」で左右され奪われる状況が多発しています。その経験のある方なら頷けるはずですが、現実のそのされ方には酷いものがあります。声を上げるとなお酷くなる、そんな民主主義社会とは思えない事態を招くことはとても容認できないことです。もし、『働かざる者食うべからず』というのなら、すべての希望者にできる限り望みにあった仕事を与えることは生存のために必然的だといえます。

でも理不尽な就業機会の剥奪や排斥といえる理由を付けての不採用が横行しています。最初の入り口での選別以上の区別と排除は許されないと考えます。当たり前の権利として、労働権が社会の責任の名においてすべからく保障されるように機会の均等な採用条件と雇用条件を明文化して義務化すべきです。そのためにも、たとえば、時間外労働は原則認めないようにすれば雇用の機会は増えるはずです。そして、その実現のために、社会のコストを減じる方策と工夫をこそ、探っていかねばなりません。

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