花の咲くのも陰のうち2008年09月12日 21時35分08秒

林下のコバギボウシ
山から下りてくる一人歩きの踏み跡の小道の脇、コバギボウシはかたまって咲いていました。昨日気づいたのですが、頭を垂れて物思いに沈んでいるかのような立ち姿は緑の中で目を惹きます。薄紫の花が順に、そろってどれも東北を向いています。そちらが明るいからか、道の曲がり角だからか、人間の身勝手な性向のままの見方では方向は正しく見えません。

人を欺き、騙し、愚弄しているのは汚染米の転売業者だけではないのは誰もが気づいています。本当に悪いのはその米を(ミニマムアクセス米だから、では済まない)流した農林水産省ですが、その記者会見は腹立つものでした。自分たちの誤りを認めながら、『責任はない』と下か横っちょを向きながら言ってのけたその神経と態度には呆れるくらいでは済みません。また、おそらく計画的な企てとして、麻生氏と謀って辞任劇を演じ、さも開かれた希望のもてる政党であるかのように党首選挙を上演している自民党と福田首相はその責任を徹底的に問われるべきです。

結局、咲かせて見せてもそこには怪しい以上の企みがあり、醜い意図が見え見えであるのは陰の季節を知ることからでしょう。報道すべき、の名の下のわざとらしいニュースに目くらましをされることなく、本当に知るべき事実と目的を私たち自らが身をもって知るべきなのです。

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