山の秋もようやっと2006年11月09日 20時42分45秒

秋の城山の山頂付近
写真は少し赤みがかっていますが、これも太陽の光のせいです。それでも色づいているのがわかります。城山も200mそこそこですが、山頂部は広葉樹が多いせいか、紅葉がはっきりと進んでいるのが見えました。写真下の一部はセンダンの黄熟です。

ぬくぬくとしたこの異常な秋にあっても、季節の移り変わりはまだ忘れ去られていないようです。日較差のおかげか、高い日中の気温にもかかわらず、黄変、赤変は進むのでしょう。ただやはり、すべてを季節のおかげとは言い切れず、簡単に考えると、プログラムされた手順・手続きに沿って彼ら木々草花の自身の「手」によってその変化を演出しているのだとも言えます。それぞれの生体の手持ちの時間や栄養供給などの結果を生じさせているだけかもしれません。

四季の移ろいの美しさこそ、この日本列島の特性ですが、それを失わせるような破壊行為はもちろん、異常さを断続的にもたらしている温暖化を進めるような行為とその正当化は避けなければなりません。