しけ(湿気)は恵みか ― 2006年04月13日 21時16分48秒
今日は一日、雨で、しかも湿度100%、とおぼしき細かな充満したような霧雨模様でした。ときに雨らしくさーと降り濡らしていたのは北からの冷ための風に運ばれた水気だったのです。こんな日は決まって、季節の中では低めの気温になります。摂氏10度、春の昇温時の逆行です。一時歩みを止めさせるのも自然、といえばそうなのですが、今年の経過はそうでもないように思えます。雪こそ降りませんが、冷たさはそのしけによってなお倍加され、これが芽吹きを遅らせているのでしょう。
鬱屈した気分やそれ以上の気の滅入りを引き起こすのは決まって、この季節の変わり目の常ですが、このしけは列島全体に及んでいて、社会の停滞を惹き起こしているかのようです。真の進展、進歩は変わらぬ繰り返しにはありません。過去、現在を見つめてその過ちに気づき、誤りを正し同じ愚を再びとしないことです。暖かな風や雨に促されて少しく高揚させてちょっと跳ねてみる、そんな気持ちの穏やかな高ぶりをもたらすような思考や精神の進歩をどこか、抑え込むような雰囲気以上の圧力や愚かな単純化が横行しているのです。変えるべきは私たちであり、その選択を進んだ方向に見つけていかねば、このままでは衰退の方向にどんどん、滑り落ちていくような気がしてなりません。
望まない気候変動を引き起こしたのは私たち人間であり、また変えうるのは やはり私たちでしかありません。おかしな社会、日本を作らないために、そこかしこに兆候を見て取れる今のうちに、行動をおこすべきです。コメント
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