緑と花2006年04月12日 22時12分51秒

きのうの嵐もうそのように今朝は静かで、いつもの散歩道を歩いたのですが、花は散った分より咲き出した分と今朝からの分で充分な色を染めていました。ことに、山桜があちこちで咲き出し、枯れ木にまさに賑わいが戻ったかのように白、薄黄色、桃色、、、と変化もありで春らしくなってきたようです。 強風は却って春を呼び、開花を早めたのかもしれません。

一方で、緑はまだまだです。道ばたの草も低木もまだ芽の段階です。この対照は際だっていて、気温の高さにそぐわないのです。田畑もまだこれまでの低温と遅い降雪のせいで起こしたり耕したりの光景もまだぼちぼちなのです。実際、いまなお、田んぼの色はタネツケグサの白が優っていて、いまだに水はけさえはじまっていないような放置されたままのところが目立ちます。 枯れ色の山肌、常緑部分に混じっての桜色、遠くの国境付近の残雪の山々を見ると、その歩みは私の足のごとく、と思うほど鈍いのです。

春の増水はいつものことと言っても、増減の頻度が高まっているように思えます。長く冷たい冬の結果はどう出るのか、これもまた地球温暖化の顕著な効果として現れたのか、と考えてしまいます。時期を選び時季を得た自然な緑の萌えや広がりがどこか遅く、出現状況やパターンが違ってきているように思えて仕方がありません。

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