新興住宅地2009年11月30日 20時09分30秒

きょうも天気予報(気象情報)は外れて朝から快晴、寒かった朝も北風のないところでは快適、暖かで過ごしやすい一日でした。仕事では表題の通り、まだ新しい山手の住宅地にいってきました。南側はとてもぽかぽかしていて気持ちよく、春、夏、秋は住むのには良い場所とは思いましたが、冬の積雪期の交通の便の悪さや車があっても坂道と除雪を考えるととても住もうとは思いません。こういった住宅地がこの隣町にはいくつかあるのです。

パターン化された構成と形態、造りがなされています。入り口や登り口に近い場所に、あるいはまっすぐのアクセスの良いスポットにごみの集積所があり、南北または東西に道路を張り、広い土地はあまりなく、分譲されているのは決まった大きさなのが多いし、一角に公園と称した少しの遊具と広めの赤土などの何もない裸地があり、宅地の周辺はどこかぞんざいで寒々としています。荒れ地をそのままに放っておいた、というところでしょうか。必ずコンクリートなどの仕切りと同じ向きになるように揃えられた環境です。

それでも、住めば都、好天のときは静かで心地よさも充分でしょう。でも近隣の住民関係や限られた住環境と様々なアクセスの不便さ、移動の困難さなど、実生活上の負の側面をどうしてもその明るさの陰に想像してしまいます。もっと、別の視点や考え方からの将来や環境、永住を見据えた計画はできないのでしょうか。ただ家を持つ、そのためだけの闇雲な造成と構成に本当に根付く永続的な社会を住民自身がもてるでしょうか。