栗の味2007年10月09日 21時06分23秒

山の野生のクリの実
山際の道を歩いていると落ちてきているものに心寄せられることは多々あるのです。とくに、それが食べられるものだったらなおさらです。今は一番の栗などはその典型でしょう。それを、きょうは見つけました。落ちているものはサルなどに食われてないことが(イガの皮だけ)多いのですが、今日は違いました。

3つ(粒、といえるほどの大きさ=2cmくらい)ついていたのを取り、もって帰りました。塩茹でにして小さな味を確かめました。やはり、栗の味です。昔はこれを今そのときぞとばかりに集めて食糧としていたのです。縄文の昔から、大切な自然の恵みだったクリ。小さくとも実の詰まった粒は貴重だと思えてきます。

心が満たされる、そんな気持ちにさえさせてくれます。野生なればこその大切さと豊かさともたらされるその味に捨てられない思いを抱くのです。長井さんの命をいとも簡単に奪い、その貴重な映像や写真を機械ごと平然と、当然のように持ち去った軍隊の兵士たちにその心は届きません。彼らを包囲できる、そんな声と言葉を私たちは届けなければなりません。かの国の民衆にもっと勇気と力を私たちにできる伝達手段でミャンマー中に広めなければなりません。救わなければなりません。