TPPの現実を知るべし2011年11月10日 16時36分42秒

貴重な国産松茸
先日来のニュース報道を視聴していると、どうも野田首相は参加表明をAPECまで、あるいはそのときにしそうな様子です。情けないのは、『国民の生活が第一』として総選挙で勝利した民主党です。賛否両論に気遣って曖昧な表現で済ませたのですから。何より、誰かの目を伺うような態度、こびへつらうと言っていい態度は捨てて、誰よりも私たち日本国民と日本の現状に眼をむけるべきでしょう。

反対の大合唱になおさからうように企業・経済界の代表たちは政府をけしかけています。でも、彼ら自身の足下を揺るがし、存立基盤たるこの日本の国土や世界に誇りうる制度、安全性という点で間違いなく高い信頼性をもち少ないながらも輸出さえしている農業、水産業に深刻で致命的な打撃を与えかねないことに考えを巡らすことです。農林水産省でさえ、自給率は13%に低下する、といっています。自分たちの食さえ脅かすことになるのに、どうして「グローバルな枠組み」にこだわるのでしょうか。

いまこの国は、誰もがいっているように、大変な危機にあります。復興だけでもどれほどのお金や労力、目に見えない作業がまっているかはかりしれませんし、原発の事故は観光にさえあまりに大きな打撃でした。一方的な「枠組み」や形ばかりの、ことばだけの「連携・パートナーシップ」などに騙されず、しっかりと足下を見つめ、新たな立脚点を探るべき、大転換のときなのです。野田さん、亡国の宰相として名を残すのはやめなさい。

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