曇り空の一羽2009年05月04日 22時21分45秒

ダイゼン一羽
海岸沿いの田んぼでは代掻きをトラクタを使ってやっていました。何も無いはずなのに、たとえば山の麓の田んぼでも同じことをしていてそこにカラスが20羽ほども群がって降りてきています。ついばむほどの餌があったのでしょうか。それでこちらはというと、もう落ち着いた場所には主にコチドリが何羽もやってきてはちょこまかとなにやら探しています。そんなにあるのか、人間の私にはわかりませんが、きっとあるんでしょう。

一羽、明らかにコチドリとは違って、しかもその数倍はあろうかという鴫(シギ)かと初めは思いこんだ鳥がやってきてうろついていました。でもよく見るシギとは足の長さが違う、くちばしが短い上に太い、そんなに警戒しない、といった一連の特徴から同類だが異なる水鳥だとわかりました。後で調べたら、ダイゼンという鳥でした。飛び立つ姿を捉えたのですが、その内側には黒い帯に似た色違いの「模様」があり、これではっきりと区別できたのです。

ここいらの田んぼではしばしば見かけないシギ類や意外に珍しい渡り鳥をみかけます。湿田になりやすい環境ですからこそ、そんな鳥たちにとっての休息と立ち寄りの(つまり餌場)場所となっているのかもしれません。もしこれ以上、周辺をも含めて改変していかなければまたこれからも、そしてまだこれからも、飛来しその数や種類も増えるかもしれません。そんな期待や希望を奪われないよう、行動すべきでしょう。祈るだけではいけないのかもしれません。