スイカズラの開き初め ― 2006年05月28日 20時58分55秒
山の端を歩いていたらにおってきました。かぐわしく甘酸っぱい匂い、そう、6月の花、スイカズラでした。まだようやく咲き出したところ、といった感じで、ちらほらです。それでも白い花からの薫る和菓子のような匂いは惹き付けられます。最盛期には辺り一帯、匂いで充満しますから、今日のような風のほとんどない(きのうとはうって変わって)曇り空なら満喫できるのです。
梅雨に入る頃はこんな匂いや香りの強い草花が多いような気がします。晴れやかな光の中ではどの花々もそれを競い、虫たちを引きつけるのは至難なのか、光を奪われるどんよりとした季節には匂いこそが決め手なのか、このあたり、どこか社会の階層的多様さと似たところがあります。
それを、むりやり平準化して、ひとからげに扱い、あるいは上からすべてに強制する、そんな「上層」の思惑を受け付けられない思いと共通するところです。これは競争や戦略的な結果だと訳知り顔で述べる生物学者や経済学者とは違ったごく自然な存在の主張なのだと信じます。私たち自身、ひとりひとりがその生を信じ、主張しているのと同じです。むりにものごとをねじ曲げ、抑え込もうとする階級的な「策略」には反発以上に、反抗しなければなりません。
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