雨の中の造形2006年05月13日 19時46分31秒

水の粒
一日中、雨でした。でもそれほど強い雨ではなく、菜種梅雨のような、春雨といえなくもない、穏やかな雨でした。そのせいか、庭の木々の葉に降るその雨は多くの雨粒を水の粒に変えて置いておいてくれました。

長径(実際は楕円体がほとんどです)数ミリから、大きいものでは2センチ、と意外なほど成長した粒となっています。これは、葉の表面の状態や造りに因り変わるのです。それで見たのは葉脈の細かな、上に浮き出た葉の上に留まるように形成されていたのです。表面張力のみに依存する、とは言えないのは1立方センチメートルを超えるほどの質量をささえるには不十分だからでしょう。こぼれ落ちそうなほどの大きさですが、きょうの穏やかな、風のない細かな落ち着いた降雨では充分な成長が期待できたのです。

ゆっくり、じっくりと作り上げるのもまた、環境を壊さない手法の一つです。急な形成は歪みを大きくさせ、力のかかり具合をひどくします。アンバランスな状態が永続するはずがないのです。無理に、闇雲に、それまでじっくりと形成されてきた構造を破壊する建設という名の欲に任せた工事やごり押しがこの穏やかな環境を自壊させてしまうのです。