尖閣ビデオ流出と民主党2010年11月06日 20時54分55秒

土曜の昼下がりの遊覧船
今日は朝から好天そのもので昼間は20℃近くまで気温も上昇、歩いて汗をかきました。それにしても、この陽気にもかかわらず、湖には人がいません。釣り人が数えるほど、遊覧船にもそんなに人は乗っておらず、寂しい限りです。一方で、静かな湖面にはカモ類が合わせると数百羽、いえ、数えられない対岸近くを合わせると一千羽ほどもいたでしょうか。五つの湖全体ではかなりの数になったでしょう。すれ違ったのはサイクリングの人ひとりと車数台でした。

それにしても民主党は政権党の体を成していません。今日も国土交通大臣は八ッ場ダム中止を撤回するつもりの発言です。これで幾たび公約・マニフェストを反故にしたでしょうか。そして今回の尖閣諸島中国漁船衝突事件の撮影ビデオの流出です。いえ、流出自体は自民党であったとしても、またほかの政党が政権にあったとしてもあったでしょうけど、その後の対応がなっていません。一貫性の無さと毅然として方向性を示し明確なことばで実行していく、そんな姿勢や態度がありません。とりわけ、菅首相の発言や会見の言い方を聞いているとこちらがイライラしてきます。どこか、他への気配りとはいえない寄りかかりの姿勢ばかりです。信頼を置けません。

流出したビデオの内容は待っていた映像でしたし、例によって中国は進路妨害だとか事実をねじ曲げて、一目瞭然の「証拠」を手前勝手に使っていますが、改めて中国漁船の横暴といいかがりの元が見られてその意味ではよかったと思います。海上保安部の人の仕業ではないようですし、誰がどうやって入手して投稿したのかなどどうでもいいように思えてきます。今朝の朝ズバッ!で海上保安部の元職員との質疑応答でいっていたように、命がけで国際法に則ってやっている海保の人たちのいらだちや歯がゆさ、やむにやまれぬ気持ちなどを察するにつけ、民主党や船長釈放を決めたとされる地検あるいは検察庁の情けなさとふがいなさばかりが目についてやりきれません。昨年の8月31日に戻って、初心に返ってやり直していただきたいのです、民主党さん。