午後の残り2007年05月13日 21時11分49秒

午後の光に照らされて輝く湖面と水面と浮かぶ緑
湖の水と川の水、そして今は田んぼの水、そんな静かな日曜の平面の水平さに、午後の光は高く上がって低く降り、水面を朧に輝かせます。そんな風景を小高い湖岸から見下ろし、見通しているとちょっと気持ちもよくなるのです。

こちらの町の湖はとくに、ほとんどが護岸工事の憂き目に会い、自然の湖岸は消えています。残った突き出しの場所とわずかな岸辺さえもほとんど昔の姿は保たれてはいません。それでも、その緑と砂はかつての美しかった湖の面影を今に伝えているのです。それがこの光に照らされて、浮き上がって見えていたのは印象的でした。

くっきりと見えると幻滅さえ感じさせるものも、こうしておぼろげに照らされて見られると違って見えてきます。その形こそ、私たちに訴えかけるものを持っているのだと思うのです。昔日の姿形を知るものこそ、その中に湖そのものを持っているのです。私たちが、それを考えずして、誰がそうしましょうか。

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