環境を映す鏡／緑の眼

帰り道、神社の桜はもう散り始め、緑の葉が目立つようになりました。他のところの桜もまばらになり始めていて、もう花の季節もすぐ過ぎつつあるのかと思うと寂しく感じます。それでもまだ、２，３日は楽しめそうです。でも天候は下り坂、ほんとのところ、今日まででしょうか。

朝はかわいらしい小学生の集団を見ながら、帰りは桜を眺めつつ、そんな４月の暖かな風景も次第に曇っていきます。世の中、曇り空こそ似合うような、そんな雰囲気だけが強く感じられるこの頃ですから、くぐもったような光景や振る舞いだけは許すまじ、と思うのです。いい加減な政治家の言動を見聞きするにつけ、そういう気持ちになります。

散ってしまった後に事実が浮き彫りになり、真実が逆に曇らずにあからさまにされうるように私たちは声を上げ、見逃さない姿勢を示さねばなりません。これから、ではなく、今こそ、ほんとうの厳しさを命を守る心を持って示さなければなりません。