今朝の漁2006年12月26日 21時11分15秒

今朝の漁の船と鳥たち
きょうは更に近くで漁をしていました。水面とその上、周辺での海鳥の様子までよくわかり、このあたりが当たりなのだということもまたわかります。そしてきょうも穏やかで、曇りながらも(いえ、だからこそ)適した状況だったようです。

こういった光景はどこか、実際の大変さを別にすると、見ていてほっとするような、安心できるようなところがあります。流れ込む汚水はみたところはありません。周辺も際だった破壊や景観さえ見苦しいところもすくなく、近場で充分な私たちの生活に適した形で漁がなされるのはそれはそれで嬉しいものです。

しかし、ここに流れ込む水路(もともとは川)に、少し上の下水処理場からの処理水が合流しています。その地点に近づくだけで塩素臭がします。町のあらゆる場所から集められた汚水をまとめて処理した「水」なのです。一見、効率も効果もよくて好ましいと考えられがちですが、どっこい、それは基本的な問題を抱えています。まとめて、一緒くたにして、という点です。さらに、こういった元川の水路はすでにそれ自身の浄化能力を失っている問題もあります。そういった様々なはっきりさせられていない問題をはらんだ水を海に直接流し込んでいるのです。

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