イノシシの果て2006年12月28日 20時45分47秒

毛と骨だけのイノシシto
線路のすぐそば、山道に入る手前ですが、イノシシが列車にはねられてあえなく果てた、その後は哀れです。捨て置かれるがまま、終に骨と毛だけになってしまいました。この場所はもともとの道ですから、人も多く(といっても少ない)通うところで、気づかないはずはないのですが、誰も気遣う人はいなかったようです。

かくいう私も、大きめのイノシシ一匹をどうにかできたはずもなく、やりすごしていたわけで、偉そうなことはいえません。ただその場で祈ってあげただけでした。

山の間や裾野を走るせいか、この路線の脇やなんかではイノシシ、シカ、イタチ、テン、タヌキなど、横切る動物たちは多く、運悪く列車に出くわして驚いて線路の向きそのままに走って逃げるものたちもいて、結局はねられてしまいます。とくに、雪のある時期によくみられます。列車に乗っていても、朝の時間に見かけたり、実際にはねられたのを見たことも何度もあるのです。一時間から2時間に一本の列車に当たってしまうのですから、普段、とおるはずもなく、と信じていた動物たちがやはり、気の毒です。