伝えない、伝わらない、その向こう2006年12月30日 22時12分04秒

天候は午前中こそ雨が残りましたが、その後は回復。しかし気温は5℃どまりで、どこか頭打ちな近年の社会状況のようなはっきりしない以上の危うい気象です。夜のニュースの一年を振り返る番組を見流しているとその怪しさを更に感じさせるものがあります。

どこか、報道番組は似たり寄ったりで、部分部分に工夫や独自取材等が見られはしますが、かなりの部分はどれも使う言葉まで同じです。これでは本当に知りたいこと、知るべき事実が伝わりません。意図的にそういった作り方をしているとしか思えないところがあります。先日も記事に述べたように、特に政治向きで顕著ですし、経済ニュースはあまりに企業に好意的にすぎます。というより、そんなに企業動向が重要でしょうか。

私たちが知り、また考えるべき事実はその裏に見え隠れしていますし、無批判に流される報道の姿勢そのもの、その背後の真実や恣意的な制作報道に疑念の目を向けられるような教育こそ、もっと小さい頃からすべきです。見るべきは多面的で多角的で深い考察に基づいたそれぞれの事実の積み重ねとその批判でなければなりません。このままではまったく、いけません。