気象情報の偽り2006年05月07日 17時26分55秒

どれほどマスメディアで流される「気象情報」とやらを見聞きして、さらにそれを実際に「役立てて」いるのか、どれほどの人たちがそうしているのかは、ちょうどその天気予報とおなじく、はっきりとはわからない、というのが事実です。私も含め、そういった予報や「情報」を信じたり、ましてやそれに頼ったりはしないものです。予報当事者や提供者は勝手に、的中率80%、などとのたもうていますが、現実には当たっている、という実感はないのがふつうです。

今日なども、夜間におしなべて軽い雨、となり、朝から10時頃まで、思い出したようにさっとふり、すぐにやんでいて、降雨時間は30分もなかったでしょう。それ以後は明るい曇り空で雲が切れたり動いたり、で一日中、穏やかな空でした。降水量も注意されたのとは全く異なり、昨日夜10時からの積算で14mm、今朝6時からの積算では3.5mmに過ぎませんでした。止んだときまでみれば、確かに降水自体はあった、つまり、100%と言えますが、朝のうちまでで、これなんかも先日以来、昨日夜でさえ、7日は一日中雨、の予報で確率も80~90%だったのですからあほらしくなります。地域予報でさえ、局地予報をしているのではない、と強弁されそうですが、それではまさに、現実問題として、よりどころには決してならない事実です。

確率予報ははっきりいって、「逃げ」の姿勢です。言い逃れそのままに数字でごまかされたようです。100%でなければ、降らなかったときも言い訳になるんですから、ご立派です。でも、数値にたより、観測に加えて、ありのままの状態を観察しないで決められた予報にどれほどの意味があるのか、はなはだ疑問に感じます。実感、実際とは全く異なるからです。ちょうど、景気回復感を感じない、というのとどこかにています。天候は空からもたらされるもの、だから、御上が与えるものだ、とうそぶかれているようで、信頼などおけないし、信用するまでもないのです。