お日様に向かうホオジロ2006年12月01日 20時51分03秒

コンクリートの「畦」に立つホオジロ
きっと、懸けるもの、思うところがあるのでしょう。田んぼのブロックの「畦」に乗って、ホオジロ(雄)は太陽に向かってさえずっていました。写真をよく見るとわかるはずですが、影ができています。淡い光ですが、それをいっぱいに受けて、立っている、立ち向かっている、そんな風に見えて仕方ありませんでした。

もう一羽、同じように向かっていたのですが、ほとんど冬のこの日に、訪れた貴重な光をただ歓迎していた、だけではないはずです。温かさを受けることは難しい季節の、住み着いたホオジロならこその対峙と見るべきです。

ちっちっと鳴く小鳥はいくつもいますが、小さく、細かく、控えめで頻繁なのがホオジロとわかります。他にも、この辺りの留鳥としては、アオジやカシラダカなどがいます。珍しくも何ともありませんが、そのすみかとして、隠れ場所としての多くの繁みを形成する植生の広がりをなおいまでもどんどんと奪っているヒトがいます。その最大勢力は「建設」工事ですが、私たち自身がそういった破壊行為に対峙すべきなのです。

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