大つごもり...らしくない ― 2006年12月31日 21時45分53秒
よくいえば近代的、というよりも壊れかけた機械のメッキがはがれ続けるような、そんな情感も情緒もない乾いた光景の広がる時代には、この大晦日の光景はもうないに等しく見えます。かつては五千円札の樋口一葉の『大つごもり』が連想されて静かな雪の夜をすごしたものですが、今はもう違います。
やたら増えた自動車とその猥雑な生活音はどこか馴染めません。環境を壊しているのはほかならぬ人間ですが、その最たる顕在化はこの自動車の存在において見事です。よく晴れて乾いた空。明日がどんどん壊れていく。これは間違いのない事実です。
つたないぐちの混じった駄文をお読みくださり感謝しております。来年もまた、毎日の更新で社会を、環境を見つめていきたいと思います。またご遠慮なくコメントをお寄せください。よいお年を。コメント
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