ホオジロのつがい2006年12月23日 21時30分25秒

川岸のホオジロのつがい
前の記事でも触れましたが、ホオジロはなぜか、寄ると触ると同じ方向を向いてとまります。静かに、同じ向きに尾を揃え、同じ目線でどこか同じところをじっと見つめているかのようです。なぜなのでしょうか。

今日の写真も同じです。川の土手上の枯れ草の上なのですが、飛び移って同じ向きでまた今度は同じように南を向いてとまりました。左がメスで右がオスです。雀などは一本の電線などにとまってもあちこち向いていることの方が多いのは誰しもわかるはずですが、こと、ホオジロについては同じなのです。一本の草にとまっても、上下並んでやはり同じ方向を凝視している姿を目にします。

4、5羽が枯れ草の繁みに飛び、同じ向きに移っていくのです。小群での移動が日課のように繰り返されているのはそれぞれを互いに認識し合う結果なのでしょうか。外れたりはぐれたり、ということはなく、確かに遅れたり単独に見える個体もいますがまとまっているときは決まって同じ行動をとるように思えます。