尾根を超えた雲の消長 ― 2006年12月14日 21時24分10秒
明け方の風景、と片付けるには動きは価値がありました。谷間で「雲」がぼんやりと発生し、次第に大きく、厚くなり、やがて上昇しながら弱い流れに運ばれて尾根を超え、薄く広がりながら消えていく、そんなわずかな時間の「雲」の移り変わりを捕らえることができました。
写真には発生時は写っていませんが、一番上の10秒~15秒ほど前のことでした。そして大きくなり(一番上)、20秒後尾根を超え(真ん中)、10秒後に消えかかりました(一番下)。わずか、1~2分の出来事で、それでも「雲流」とその消長を観察できたのでした。
今日は昨日からの湿り気(小雨)が下にあり、朝の冷却で下層でも「雲」が発生したようです。雲散霧消するまで追跡できたのは意外に幸運だったかもしれません。こういった動きは案外速く、日常の天候の変動を知ることにもつながります。
最近のコメント