ゼロ金利の愚2010年10月05日 20時21分51秒

マツダ、ロードスター
また日銀は馬鹿な政策に及びました。いつもそれも場当たり的でその場しのぎの間の抜けた突沸のような方策です。功を奏したことがいままであったでしょうか。それどころか、このゼロ金利政策は一般庶民をしてますます需要も意欲も減退させています。いつものこととはいえ、なぜこうも失望させることばかり続けるのでしょうか。実のある施策のあった試しがありません。何を見て、何をとらえてこんな意味のない決定をし続けるのでしょうか。することは始めから目に見えているから誰も期待しないし、何も得られないとわかっています。あまりに、愚かです。

消費・購買意欲や貨幣流通、貸し借りの活性化などはそもそも金利のもとをいじったからと言って何も変わりません。ある程度ないと却ってやりとりや貯蓄意欲を萎えさせてひいては購買への気持ちの高まりを抑えてしまうのです。むしろ、経済の下支えをなくし、足下がおぼつかなくなるかのように基盤を脆弱にしかねません。そして一時的な効果がたとえあったとしても、長い目で見たとき、大きな損失につながってしまうことになりかねないのです。金融担当者は、そして日本銀行の政策決定にあたる面々はわかってやっているのでしょうか。

必要なのは、しっかりとした枠組みの構築と仕組みの強化です。確かな利益の確保は貸し出すものや使うものだけでなく、一般のひとたちにも及ぶように全体の幅やふところを深く広げることなのです。一部を動かしても、社会全体の活力や活性につかの間の弛緩を与えるだけです。もし長く続けば、また人々の意欲や活動の減退へとつながってしまいます。手がないとはいえ、繰り返される愚策にはついてゆけません。