匂う秋2007年11月05日 20時58分02秒

マルバグミの花
秋も深まり紅葉も進んでくるこのころ、海岸近くの道を歩いているといつも、匂ってきます。芳しく、それでいて、まるで媚薬のような、気持ちを高ぶらせるような、甘さときつさを併せ持ったような、強い薫りが鼻をつくかのように漂ってきます。それは、海岸近くに生えるマルバグミの秋の花の匂いなのです。

毎年、この匂いを嗅ぐと秋そのものを感じさせてくれますが、それは周囲の変化とも同調していて、冬までの最後の燃える秋を静かに演出しているかのようでもあるのです。50~60m離れていても、そんなに風のない日でも(いえ、そのほうがむしろいい)匂ってくるのがまさに特徴で、きれいな花ではなくても発散するそれはその存在の強い主張なのだ、とわかります。

そういった植物でもそんな自己の独立した姿勢を示すのに、民主党の党首ともあろう人がなんと情けない態度でしょうか。小沢一郎氏はその経験と見識が一夜にして否定されてしまったことを、自らそうしてしまったことを気づいていないかのようです。これまでの氏の主張や発言とは裏腹の、あまりに情けない姿勢です。失望感は氏一人によって生まれ、今度の選挙に影響するでしょう。民主党は取り戻せるでしょうか。
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