環境を映す鏡／緑の眼

ある町の駅前公園にあるもみじが真っ赤に紅葉していました。太陽の光を受けて裏から見るととてもきれいで、いまこそ盛りかと思えます。三本たって（植えられて）いたのですが、すべてが赤く燃えているイメージです。モミジには光が必要なのです。

生きている、その姿を見せるのはその色、輝き、みずみずしさでしょうか。モミジにはみずみずしさより血を思わせる深い染色された細胞を加えるべきでしょうか。

命の声はその存在そのものにあります。だからこそ、その姿そのままに移す生きているのです。その否定は誰にもなされてはなりません。どの命にも、無駄も除外もありえないのです。そこにいること、そのものが存在するその命自身なのです。モミジはその声を光により訴えているのです。

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