小沢一郎氏の誤り2007年11月06日 21時03分08秒

猫の目は人々の目
先日の辞意表明会見は本当に残念で、失望感を人々に植え付けてしまったのは民主党の大きな失敗です。小沢氏はその豊かな経験と力強さからも代表として充分な働きをしたのですし、その主張こそ、参院選での勝利に結びついたのは誰もが知っていたはずです。それが、どうして、と思わざるを得ませんでした。

最大の誤りは、民主党では政権担当能力がない、と党首自ら言ったことであり、まんまと自民党、あるいは福田首相の策に嵌ってしまったことです。小沢氏の長い政治経験からとても考えられない失策です。当然のことながら、未経験の人々が多い民主党に担当能力を云々すること自体、根本的に誤りです。できるかどうか、ではなく、するかしないか、やるかやらないか、なのです。してもいないのに、できるかどうか、などと先に言うのは論理的にも誤りです。ましてや、今何もしないままに自ら否定するなどとはあまりに愚かです。これは小沢氏の基本的な思考の問題でしょう。

連立政権を試みるなどという愚行に走るのではなく、今行うべきは、自分たちならどうするか、その実際を人々に示していくことです。立案、構想、計画、実際をきちんと数値を含めて公にすればよいのです。そして、徹底的に自公政権に対峙して、日本をだめにしてきた彼らに対抗する姿を呈示することです。あとは、実行あるのみ、です。その決意と意志をこそ、再度復帰会見で小沢氏は述べなければなりません。そうしなければ人心は離れ、籠絡した自民党の思うつぼになってしまいます。
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