秋型のキタテハ ― 2006年10月27日 21時39分59秒
色づくほどに鮮やかな命の形を見る、そんな飛鳥の美しさをこのチョウも演じています。春とは違った濃い橙色の羽をいっぱいにして陽を受けています。
ふもとはまだまだ、というより、昨日も書いたように異様なほどに暖かな十月の下旬で、これもおぞましいながら、セイタカアワダチソウが真っ黄色の花をいっぱいに咲かせています。おもしろいことに、このキタテハはそれらを意識的に避けて飛びます。セイタカアワダチソウでは吸密はもちろん、休息さえしません。離れて、とまります。
明るい緑の多い草地や斜面でもこのキタテハの秋型ははっきりとした色で存在を示してくれます。ほかにも、たとえばキチョウにも秋型でより濃い色になるものもあり、こういった季節の変身は何によって引き起こされるのでしょうか。
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