ふもとの紅葉の嚆矢2006年10月24日 21時00分37秒

雨の中の部分紅葉
10月も下旬となりながら、まだ気温は高めで秋なのかなんなのかよくわからない日々ですが、それでも色づき始めてはいます。ヤマウルシではなく、ヤマハゼが一部のみ、紅葉していました。雨模様で色合いがいまいちでしたが、緑の中、紅一点よろしく秋を象徴するかのようです。

降雨状況がはっきりせず、急に降り出してしつこく風を伴い振り落とす、そんないやな降り方の一日でした。ぬくさと冷たさが同居しているかのようなこのごろの気候は、夏でもないのに暖かく、秋でもないかのごとく暖かく、ただ寂しさだけが支配している、そんな感じです。

地球全体の放射収支がもし本当にバランスがとれているというのなら、この降雨や巨大な低気圧をその結果として生じさせている気温と水蒸気量のこの不均衡をどう説明できるでしょうか。つぎはぎのような紅葉を見つけるにつけ、どこか平衡からずれた現状をもっと真剣に探求して悩むべき、と思うこの頃です。