秋のツマグロヒョウモン2006年10月26日 21時26分39秒

羽を広げたままのツマグロヒョウモン
畦はまだ緑で実をつけながらも秋の入り口かと思えるほどの鮮やかさが残っています。飛び交うのはツマグロヒョウモン。数頭、いったりきたりのさや当て合いでまだまだ元気です。

ちょっととまっても羽をいっぱいに広げたまま、そんなにどころか、今の時期としては異常ともいえる暖かさで、陽の光を受けていました。私が撮影する間中、じっとしていて、取り終えると不思議なことに、ぱたぱたと飛び立っていきました。そしてまた、ほかの彼らとせめぎ合いです。

この季節、こちらは冬には寒冷地に分類されるところなのですが、こんな暖かさはチョウたちもまた、生息範囲を広げるのに好都合なのでしょうけど、やはり、そのまま受け入れるには危なっかしい感じがします。この間のナガサキアゲハといい、本来の生息域を越えた繁殖がこのまま続くとすれば、分布図は完全に書き換えなければなりません。間違いなく、これは異変です。