気象情報のあやしさ2006年10月20日 20時41分28秒

気象庁での発表として、俗に言う一般的な的中率をおよそ80%としているのはかなりいいかげんなものです。かれら自身、その算出と決定はその実況事象と局所範囲を決めてその中での割合を言うこととしているからです。実際に私たちが注目するのは生活圏としての地域での、たとえば、降雨があった、なかった、といったコインの裏表の事象を捉える場合がほとんどです。

今日なども、「降水確率」が午前中10%、午後30%とかある放送で言っていましたが、実際には昼前に東西数十キロにわたる範囲で数ミリ以上の降水があり、午後は夕方とされていた降雨は、雷を伴い、13時過ぎからまとまって数ミリ~十ミリの強い雨となりました。これらの降雨はむしろかなりの高い「可能性」として朝から予想されたところであり、昨日の時点でも、上記の確率では想像できない数値と実際の降雨となって現れています。

実のところ、気象関係者のいうところの「気象情報」(マスメディアの造語かと思える?)では私たちは家をでるときに傘を持って出るとかの対策や準備をすべきかどうかをその「降水確率」でもって判断しかねるのです。およそ、情報というもの自体、かなりの危うさと怪しげな雰囲気を持っているもの、とすべきです。これら情報はすべて、「意図的に」作られたものばかりだからです。