けさのカルガモの群れ ― 2006年10月22日 20時48分07秒

けさは穏やかに、そしてこの秋一番の冷え込み(まだ早い表現)となり、落ち着いたもやのようなものがかかっていました。それでも早く、日差しは橙色に輝いていて、赤みがかった色合いの水面はなにかしら暖かなゆらめきをいだいていたのでした。
そこにいたのはカルガモの群れで、あわせて10羽。群れとしてはどちらかといえば小さめでしたが、静かな川のみなもに浮かんでさかのぼる様は秋の姿そのものです。春夏秋とよく見かける割には、そのすみかを見つけたことがありません。しばらくするとはかなり遠くまで飛んでいく光景を見ることの方が多いからですが、小群での煩雑な移動を繰り返しているのでしょうか。
少なくともこの川(幅20~30m)では営みはありません。ほかにも、カワアイサだとか、マガモ、キンクロハジロ、その他確認できただけでも数種類、確かに少なくとも食餌の場、休息の場としてはその機能を果たしているのですが、南北に時に早瀬となり、増水も急で何度もあるせいか、営巣の場所は作りにくいようです。変動の激しい流域は水鳥にとってもまた、すみかとはなりません。
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