湖水地方の午後2010年02月14日 16時14分03秒

ヒドリガモのつがい
午前中は晴れていて、そう暖かいわけではありませんでしたが、風もなく、穏やかな日和でした。午後になって曇ってお日様はぼおーっとしていますがまあ、この時季としては春を望める気候です。梅の花も咲き出していて心地よい歩みを進められました。それで、湖の方に出向いたのです。

先週やその前とは違って、水鳥はあまりいませんでした。それでも2つの湖を併せて100羽は軽く超えてはいました。静かな湖面を多くの鳥たちが行き交いまた浮かんでいる様はとても穏やかで落ち着く風景です。ただやはり、気にかかるのはその水の汚さです。とりわけ、大きな方の湖の、外の汽水湖につながる水路の周辺の汚さは一目瞭然の泥水のような色なのです。土色とアオミドロを合わせたようなどろどろとした濁りで、とても美しいとはいえません。

吹き寄せられるのはこの西岸への波の動きで、そのためはっきりと真ん中あたりで色が違います。なぜこんなに濁るのか、なぜ薄らいだり解消したりしないのか、なぜ水際の、いえ、湖岸から始まるはずの水草の姿が見えないのか、答えは誰もが知っているのです。でも、そのかつての美しい水面と湖水と周囲の風景の再生はかんたんではありません。どのように、どうすればこれ以上悪化させることなく再生を図っていけるのか、私たちが試されようとしています。

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