冬の大晦日2009年12月31日 18時48分57秒

明るい登りとシカの糞
きょうはきのうとは異なり、今朝冷え込んだと思っていたらの午前中からの吹雪に近い降りでした。午後は積もりだし、この分では明日までに数十センチになりそうです。暖冬だとの「気象情報」はうそっぱちでした。冬将軍も白魔も気象庁や気象予報士たちを相手にしていません。彼らは本質も基礎的な観測と観察も理解していないようにさえみうけられます。今のやり方には疑問しか感じません。とにかく、大晦日は冬なのです。ことばの貧困と暴力は冬を招くのです。

きのうの道は明るく、シカたちも餌をもとめて闊歩していたようです。彼らは実際、前向きです。ただただ求めて、前へ前へと進んできたのです。それにひっかえ、人間たちはどうでしょうか。先頭に立っていたはずの、変革を引っ提げて地滑り的な大勝利を挙げた民主党は鳩山首相も小沢氏もぶれたり揺らいだりはたまた期待を大きく裏切ったり、後ろ向きの姿勢しか見えません。沖縄県民や国民の大多数の声を聴いていません。もう、自民党(と公明党)はいやだ、という力を背景にしながら、どうしてそんな弱腰で軟弱な態度しか取れないのでしょうか。

およそ、ポジティブで積極的で、前向きに姿勢を直し、建設的な意見と方策をとる、そういった前進と変革こそ政治家だけでなく、いえ、むしろ私たち自身になによりも求められているのです。冬籠りせずに猪突猛進するイノシシも出没する今、あしたを創る意気込みと気概を誰にも持ってほしい、そんな気持ちを新たにした寒い大つごもりです。