名残の秋 ― 2009年10月15日 19時39分23秒
秋も色づき始めるとまさに秋たけなわ、という感じですが、山の頂稜部は紅葉がすでに始まっています。低地でも黄葉あるいは茶葉色と変色し始め、暖かいといわれながらも秋は確実に訪れている、と実感できます。ですが、そのせいか、まだトンボは多く、ことに先日来記事にもしていますように、ナツアカネが目立ちます。真っ青の空とよい色合いできれいですが、変な感じもします。
イトトンボも時折姿を見せていて、蝉の鳴き声さえします。花は枯れながらも残りをめがけてか、モンキチョウ、キチョウ、モンシロチョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、ツマグロヒョウモンなどが目立ちます。家の畑にはアサギマダラがまたやってきていました。これはいつもの秋の訪れですが、アカタテハも意外とおり、秋の発生とは思えない多さです。チョウの寿命についての知識や観察記録はありませんが、これだけの数が一斉に出てくるものでしょうか。
なお稲刈りをしている農家もあり、遅れてきた夏のなごりがここにきてやってきているような、そんな印象をもって歩いています。口惜しさや無念ささえ感じられます。きっと、来年まで待てないからです。夏に出るべきは出なければならなかったのです。コメント
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