狡い、汚い、信じられない2009年10月25日 20時24分44秒

ツリバナの実
公平で、公正で平等、機会均等であること、これは社会の存立にとって基本的な要請です。でもそれを踏みにじるどころか、上位に立つもの、力をなぜか持つもの、支配的な立場にあるもの、圧倒的な優位にあるものなどが一方的に無視して理不尽で非道理な行いを推し進めることが横行しています。残念なことに、いえ、許し難いことに、この民主主義を標榜し、立派な憲法を持つこの国においてです。

なんでもないような例として、今日のBSFujiの平成教育学院放課後で、出演者の三浦奈保子さんが気象予報士試験を受け、残念なことに不合格だったところで、かの石原良純さんに報告に行って、実技試験の演習には講習会参加が必須であるという話で、その講習を行ったのは試験を主催している業務センターであり、そのバカ高い費用を支払った場合に合格する率が高いと聞いて、『ずるい!』と発したのはうなずけるどころか、実際、あまりに不公平で不公正、不平等で不均等だとの意識は当然と思われます。端的に言えば、賄賂に等しいのですから。参加できるのはお金があり、時間があり、地理的・日程的に有利な人だけです。

この世の中にはこういった現実があまりに多いと感じます。さらには、信じられないような行為にだれも逆らわず、逆に異を唱えたり抗ったり、違う方向を目指したりすると周囲から排撃されたり迫害されたり、実際の被害として、人権を蹂躙されて否定される、というひどい例もあるわけです。また繰り返しになりますが、絶対少数を卑怯どころかとても人間として考えられないような卑劣さと暴力でひどい目に遭わせてその責任を被害者たったひとりに押しつけて声高にそのひとが悪いのだ、と言いふらし、当然のように主張するものたちがいるわけです。繰り返しますが、そういった行為言動は絶対に許されません。そんなことをするのは人間のくずです。いえ、人間ではあり得ません。決して、容認してはなりません。