ホツツジの花2007年09月06日 21時36分11秒

ホツツジの穂の姿と花の姿
山の切通しの道のそばにいくつもの「穂」がみえて、なにか、と近づいてみると花でした。草花にいくつも、ここでも取り上げたように、トラノオのような穂状の花をたくさんつける花がありますが、これは樹木だそうです。といっても、数十センチ(cm)で屈まなければ花に接近できないくらいです。

ツツジに似ているとは思えませんが、その花は特徴的で、まず目に入るのは三裂になった幅の広い四角い花弁です。その中、6本のおしべ、1本の長く突き出ためしべがあります。直径、5~6mm程度ですが、湾曲して反り返った形はすぐに記憶に入るでしょう。背が低いので目立たず、偶然見通して見つけたのですが、ホツツジとはいかに。

小さくとも、低くとも、その存在を顕示して生きている姿は立派です。周りの草木に埋もれながらも譲らない精神こそ、樹木の誇りでしょうか。主張を持ってその存在を知らしめる、あるいは生を主張する、そういった姿勢こそ必要であることを教えてくれているようです。どんなに周囲が覆いかぶさってこようとも、負けないで、という屹立(大げさか)した姿を求めていかなければなりません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「山路を登りながら、こう考えた。」で始まる小説の作者は誰か。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://midori.asablo.jp/blog/2007/09/06/1776307/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。