萩の秋2007年09月07日 21時07分32秒

山の縁のマルバハギ
夏の終わりを過ぎて9月のかかりごろが萩の見ごろです。道、とりわけ山の縁のすぐそばなどが間違いのない鑑賞路です。きょうの台風の過ぎ去った後の晴れ間にのぞく日の光に映えて、その紅色と紫色の入り混じったような花の揺れるさまもなかなかの風情です。

写真はもひとつで、中心に花がきていませんが(しおれた花がある)その雰囲気は出ているかと思います。ハギが道に覆いかぶさるようにおりでて、その枝を揺らしながら光の中で豊かな花を咲かせているのは秋の始まりと思わずして何を思うのか、と問われるところです。

これからまた、秋の花の季節に入り、夏より彩が豊かになるころです。さらに実のなる季節になると、にぎやかなること、と想像します。人生も豊かな実りあるものにしたいといつも願うわけですが、障害や妨害ばかりでままならぬ実生活からちょっと逃避も穏やかになりつつあるはずの光の中ですごせるのです。