無理が通れば……… ― 2006年05月16日 19時38分10秒
各地で目立つのが人工公園や人工緑地です。でもそれらは無理に造成されたためか、まさに各所で歪みが見られます。外見上、繕っても、ほころびやくずれが生じるからです。大きく分けて、2つの問題を抱えています。一つはコンクリートやアスファルトに代表される人工構造物であと一つは緑地化のための緑そのものです。異種の導入、土砂や培土の搬入とそれに伴う汚染など、ちょうどゴルフ場と似通っています。その維持や「保全」のための農薬などは大きな原因となるのです。
その無理のおかげで、歪みからしみ出た水が部分的に湿地を形成している場所がありました。これは今の季節、湿地を生活圏とするトンボたちに格好の住処と「縄張り」を与えています。写真はその一例ですが、ハラビロトンボの生まれたてです。あまり人が頻繁に訪れないせいか、ここはほかのトンボたちにとっても興味のある場所のようです。しばらくでも、そういった居所を与えられた、というのはあだ花なんですね。
無理を通せば道理が引っ込む、そのことばどおり、当たり前の保護の考え方、それ以前に、自然や二次的自然、つまり、長い年月をかけて形成されてきた環境が跡形もなく破壊されてきています。何のためか、誰のためか、再考しなければ、今に彼らも絶滅してしまいます。
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