伸びすぎるカポック2009年10月02日 19時47分04秒

カポック
うちのカポック(観葉植物、インドネシア原産)は鉢植えで置いておいたのですが、外にほおって置いたらとにかく伸びる伸びる、で鉢から根はでるわ、伸びて隣の塀を越えそうだわ、で困るくらいです。葉の数が多く、次々と手を出して広がる困り者です。

やめるように言えもしない、止めることもできない、根を切るわけにもいかない、移すわけにもいかない、そんな定着したはばかりの木は迷惑以上に障害となってほかを圧迫し、時に抑圧さえしています。周囲をさえぎるように広げて光を奪うのです。養分さえ吸収し、伸び放題、何も考えません。そんな者たちの我が物顔の支配的な暴力や強圧的な言行を前にして、なすすべなくやり過ごす、そんな毎日にはもううんざりです。

けれど、人間は植物とは違います。意思を持ち、心と情緒があり、声と足でことばと体を運びます。そんな独立してただひとつの存在としてのわれ、いえ、われわれは主張します。それぞれに、いえ、弱きもの、小さきものほどその存在を可能ならしめなければなりません。それこそ、この社会の意義であり、存立の基盤です。特定の誰かが自分本位に行動し、身勝手で利己的な主張を繰り返したり押し付けたりして他者の存在を脅かし続けるなど、絶対に許されません。そんな連中に生きる権利など、絶対にありません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
「山路を登りながら、こう考えた。」で始まる小説の作者は誰か。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://midori.asablo.jp/blog/2009/10/02/4610514/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。