「野生」生物への給餌2009年02月04日 19時40分38秒

「餌」を放り上げる男性と鳶
今日海岸で県外車(都会)を降りて鳶に餌をやっている男性を見かけました。数十分続けていたでしょうか。通りかかった際に注意すべきではあったのですが、逆に突っかかれたりしてもいやなので(下手をすると怪我をしたり命も危ないので)黙って睨んで離れました。車にはもう一人、連れ合いらしき中年女性も同乗していましたが何もいっていない様子でした。本当は自覚すべきですし、わからないのなら、もう一人がやめさせるのが筋ですが。

餌やりは動物園でさえ、禁止されています。ましてや、野生の動物たちが頻繁に出没する田舎では餌になるものは見せない、置かないが原則です。とりわけ熊や猿、猪などでは危険を伴うのです。餌付けは例外的な事例(たとえば最近のコウノトリやトキなど)以外、してはならない行為だと認識するのは子供でもわかることなのです。野生のものは野生に、が基本です。いったん覚えるとなかなか離れなれなくなる、そんな現実の接近と混交が人との境や棲み分けを壊してしまうからです。

実際にそういった行為を見て常に抱くのは、どうして、分かり切った誤りを繰り返したり「外で」行ったりするのか、ということです。公園のハトでも奈良公園のシカでもないのです(ハトは迷惑、とされますが)。通常の(ここが問題かも)感覚や思考のある、できる人たちならどういった行為や放置、廃棄がどのような結果を引き起こすのかは自明なはずです。様々な教育環境で何を学んできたのでしょうか。

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