何も無い「菜の花畑」2008年03月10日 20時03分53秒

菜の花畑の看板
何のために、どうして、と疑問を抱かせる人工構造物や表示はいつも目立ちます。無意味な標識、役に立たない道路標示などなど、不思議どころか邪魔になって困るもの、害にさえなるものも多いのが実情です。

今日、別の道を歩いて眼に飛び込んできたのは写真の看板、「菜の花畑」でした。その後ろは見ての通り、何もない田んぼです。休耕田ならわかりますが、いままでずっと稲を栽培してきた場所です。山の斜面に一応なりますから、上から傾斜がついています。いまさら、こんなことをして何になるのでしょうか。賢明さがないどころか、愚かです。中心部からも細い農道しかありません。誰に見せたいのでしょうか。

景観の保全や環境の保護のためにもできる限り、景観そのものを保持形成しているものは別にして、人工的な作為は避けるべきです。ましてや、有害な塗料や邪魔なだけの看板や標識(その上、誰も気にも掛けない役立たず)などはなくさなければなりません。もしそんな強制的な法令があるのなら、改めなければなりません。そのためにも、もっと、私たちは周囲や眼前を見直し、声をあげていかねばなりません。

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