政治はアマチュア2013年12月19日 21時26分25秒

猪瀬都知事
猪瀬氏は行政や政務についてアマチュアだった、と緊急記者会見でのべましたが、そんなことは前任者のほとんどがそうであったわけで、それは決して猪瀬氏の弱点でも政治に携わる上での負の側面でもありません。ただ一点、お金の問題だけであったわけで、そのことを理解していなかったことが政治を担う上での致命的な欠点だったわけです。

もとより、政治家、なるものが職業としてあるのはおかしいので、政治はすべて素人でいいのです。選ぶ人もまた、素人です。人々の代表として、行政の長を務めてくれればいいのです。事務的なことや折衝その他は役人と協力してすればそれでいいので、誰も知事などにそんな職業意識を期待して選挙で選んでいるのではない、ということを立候補者たちは認識をして欲しいと考えます。その証拠に、猪瀬氏は過去最多の票を獲得し、その理由としてその正の、ポジティブな面が評価され期待をうけたのです。だからこそ、さんざん言われ、明確に退けられてきたお金の問題に考えが至らなかったのは意識の低さが一方で残っていた結果なのだ、ともいえるのです。

政治が職業化してしまったために腐敗が起こり、汚職がなされ、族や世襲といった、本来あり得ない議員や長が登場してしまったのです。その悪循環を断ち切るためにも、政治は、そして政治家は専門の職業でも職でもないよう、常に新しく選ばれてその信念や信条、目的となる政策、つまり、何を為すのか、というところに主眼を置き、人々の連帯のもと、進めて、議論を常に重ねることが社会の、民主々義のあるべき姿だと信じます。

余計な一言を: 猪瀬さん、アマチュアでいいのですよ。