鳩山総務相だけ正しい2009年06月03日 22時17分07秒

Yahooニュース意識調査
日本郵政の社長人事を巡っての政府内での綱引きは鳩山総務大臣一人の、自身言うところの、「正義」で決まっているように思えます。首相にいたってはなんとも曖昧で他人事のような無責任さをのたまい、日本郵政の西川現社長に対して批判すらしません。前の財務大臣の醜態時にもかばうような人ですから、こういった問題に対する主導的な姿勢は期待するのは間違いかも知れませんが、それにしても他が情けないだけに、鳩山氏は際だっています。

鳩山総務相といえばこれまでも、法務大臣のときの問題発言や失言であまり賢明ではないことは知られていますし、この間のかわいそうな草なぎ君の「事件」では『最低』発言で顰蹙を買いました。そういったことをこの際、帳消しにしてあげてもなお余りあるかな、と思わせる姿勢は却って好感を持てます。悪さ、ずるさ、居直り、無責任、無感覚、そういった表現で西川氏を見る目は厳しいものがありますから、ほとんど犯罪行為に等しい彼の社長業はすなわち、糾弾されてしかるべき、では済みません。

もともと、郵政公社を民営化したこと自体、非難どころではなかったわけで、それを勝手にしかもいままでの資産をむだにして国民の財産をないがしろにしたのですから、それが鳩山大臣いうところの「不正義」そのものとして本来なら、即刻、「事件」が明るみになった時点で辞任すべきだったのです。ニュース意識調査を見るまでもなく、西川氏に社長の資格はありません。罪に問われてしかるべきでしょう。この際、鳩山氏を応援し支えようではありませんか。

鳩山総務相の警告2009年06月06日 20時47分28秒

キツネらしい
写真は今日の午後、海岸近くの小山の北の道を横切ったキツネのような「生き物」です。その後私に顔を見せて草むらに潜り、もう出てきませんでした。横切った折の四肢は黒く、しっぽは長め、顔は写真の通り、耳は尖り気味、茶色っぽい長めの体毛、けどかなり痩せている、そういった特徴からキツネだと思われますが、全体をうまく撮れなかったので自信がありません。私を化かしに現れたのでしょうか。何かを人間に伝えたかったのでしょうか。じっと私を見つめていた表情が悲しげでした。

鳩山総務相はまだ頑張っているようですが、周囲も首相も何もわかっていません。民主党代表の兄、鳩山由起夫氏も理解していないような発言です(閣内不一致だとか)。そもそも、郵政民営化など国有財産の郵便事業の破壊に原因があります。特に信書取扱は専業であり、民営化自体、そぐわないのです。他に競争できる相手がいますでしょうか。ヤマト運輸は対抗できているでしょうか。誰かが(誰とは敢えて申しません)郵政事業を食い物にして突っつき不当な利益や国民の資産を分配しようとしていたわけで、批判の矛先をただ鳩山氏のごねに帰そうとしているだけのように見えます。

何のための総務大臣の認可権限でしょうか。鳩山氏いうところの「正義」をこそ盾にして監査すらいい加減な「会社」の経営者のお目付役として演じるがためではなかったでしょうか。キツネになって化かしたのは出てきた一匹ではなく、その他の取り巻きと無能なくせに国民をはぐらかして誤った政策をごり押ししようとしてきた政府となお現在の麻生内閣ではないでしょうか。先日の記事の通り、鳩山総務相はここで引き下がっても「妥協」してもいけません。筋を通すべきです。大多数の国民はあなたの味方ですよ。

梅雨の後先2009年06月07日 20時48分49秒

ホタルブクロ
昨日は夜は雨、そしてきょうは朝から霧雨で午後になってようやくあがりかけたかな、という程度でした。地上天気図からの期待は裏切られています。そのせいか、生き物たちにも精彩がありません。もう梅雨の気配です。昨日と同じ水張り田んぼにカルガモのつがいがいましたが他にはあまりみあたりません。どこか、元気がない、精気のない風景の連続です。

ホタルブクロは1週間前には咲いていませんでしたから、この土曜にかけての6日の内に開花したようです。しっとりと濡れそぼって、真下を向いていてこれもまた、力も張りもありません。どこか、全体に、美しさやきれいさ、すがすがしさなどの不足(?)を感じさせます。もう先週にはノイバラも終わりかけていましたから、花の姿も移ろいゆく時季の狭間で少なくなっています。

この先、きっと彩りは鮮やかに変わります。降雨あれど、アジサイは咲きかけていますから、山のコアジサイはきらめくでしょう。薄暗い森にぼおっ~と浮かび上がるかのように光る様はその道を歩かないとわかりません。その体感こその行く道でしょう。これからの歩みを望みたいと思います。

鳩山氏尻すぼみ2009年06月13日 20時20分25秒

鳩山邦夫元総務相
「潔く」辞任した鳩山元総務大臣でしたが、引き際のコメントから今日はかなり後退してしまったようです。投票権と基本的人権を持つ側から言わせてもらえば、これは国民に対する裏切り行為です。ブログの記事でいかに吠えようとも、彼に届くわけではありませんが、観客ではなく、責任ある国民の一人として彼の行動を今回の社長人事の認可において支持していたわけです。もちろん、あれだけ「正義」を言った人ですから、最後まで筋を通してその姿勢を貫いてほしかったと思います。

野党各党のコメントを待つまでもなく、もう麻生内閣も自民党もだめなのですから、それに、全く国民に向いていませんから、自民党を出て議員活動をすべきです。国民新党の副幹事長が言うように、情けない政治家の内閣ですから、そしてそれを存立させているものをこそ、打ち砕いて新しい政府政権を担ってほしいからこそ、鳩山氏自身が「情けない」態度や姿勢では自覚している国民は納得しはしません。氏のいうように、麻生首相は間違ってるのですから、腐った自民党(国民の声に耳を傾けない)にはノーを突きつけてもっと混乱を引き起こすべきです。

政治家の役目は国民の声の代弁者としての側面もあるわけで、ただ議員・大臣になったからといって自身の一方的に依拠する集団に与することはないのです。むしろ、彼自身のいう、「正義」や「正しいこと」が通る、健全な民主主義社会をめざして言行一致でやっていただきたいと望みます。今度のいざこざはその絶好の機会のひとつであるわけです。そんな、期待を裏切らないでほしい。貫く誠実さこそ、有権者から求められる「正しい」政治家としての姿勢です。鳩山氏に今足りないのは勇気かもしれません。

鳩山騒動と関心2009年06月14日 22時28分56秒

浜掃除
海岸ではなぜか今、梅雨の初めに漂着物の掃除をやっていました。所々に集めて燃やす、その煙があちこち上がっていたわけですが、その風下を通ると何を燃やしていたかがおよそわかります。とくに、鼻をつくような臭いさえしたのはいうまでもなく、プラスチックごみの混ざった野焼きならぬ浜焼きならぬごみ焼きでした。作業をしていた人たちの関心はもっぱら今年の客の入りと行方だったことでしょう。実際、ごみは少なくとも半分以上は木々竹だけと高をくくって燃したわけで、百も承知ながらもくっさいプラスチック燃焼の有害物質などには関心はなかったのです。

最初に鳩山氏が「正義」を言い出したときは皆、強い関心を抱きながらもそのごたごた(と政治家達はのたまった)の連日の暴露に対して一般の関心は政治の有り様には結局向かなかったのです。燃え上がった正義の炎は有害物質を出すこともなく、もともとあった火だねを燃してあとは砂をかけておしまいにしたのでした。何を勘違いしたのか、与党や政権政府内での力学と釣り合いのためにと民主党代表までもが間違ったメッセージを流したのでした。

国民はその関心を政治においたはずです。もうとっくの昔に自民党内での政権たらい回しに呆れていて、その主導権や目的や誤った政策や発言などには関心は移らないのです。もっぱらそんな話題ばかりを形作ろうとしていたマスメディアにもその責任は問われるべきでしょう。本来すすめるべき方向はその出来事ではなく、その原因と影響、結果の持つ意味などへの批判的な監視と追求です。あぶり出すのは同じです。どんな害があるのか、すでに知っていたはずだからです。

シカ田無い2009年06月15日 20時46分02秒

雌のシカ
午後は曇り空で日差しはありましたがやはり梅雨入りしたせいかくぐもっているかのようで北風も湿っていました。静かな山の端の田んぼにはシカが居て、歩いてきた私を警戒しながら見つめていました。田んぼと同じ位置にまで来たとき、シカは北側に逃げ入ってしまいました。耕作をやめて長いこの田ですが、いままで、熊よけなどのために牛を2頭、放牧していたのですが、それも試験でもう今年はやっていないのです。

シカにとっては良い餌場となったか、他へ出ずるための足がかりか、それでも道の反対側には電柵があり、そう簡単には飛び越えられそうにない高さです。シカは目立つほどに現れますが、食害はこのあたりではそうひどくもなさそうに見えます。深い山があるせいでしょうか。それでも山の中には檻も設けられ、一応の対策は施されています。でも根本的な解決策にはまだ至っていませんから、これからもシカに食わせる田は無いのだ、と人間の囲い込みが続きます。

それでも、仕方ない、では済ませられない事どもが多すぎます。過去の歴史にも教訓にも何も学ばない人びとの愚かさ、浅はかさを嗤うがごとく出没する野生動物たちを見ていると、ほんとうに対策を講ずべきはどちらなのか、考えるまでもないのですが、誰もそれを自覚していないようにも思えます。頂点に立つ政治家も官僚も企業家も不祥事悪事だらけですから。

鳥たちの参集2009年06月16日 21時01分20秒

マガモの雌8羽
そこかしこに、永田町でも、鳥たちの乱の兆しといったところで今、社会の転換点を確かめるために集まっているかのようです。「ハトの乱、鳩の乱」と称されたらしい鳩山邦夫元総務相の一時の声もその後の世論調査で確認されたと言えるでしょう。実際、8割の国民が西川日本郵政社長の交代を望み、同じく8割が麻生内閣の退陣を望んでいます。符号するかのような、そんな傾向はまた、自民党政治にも向けられ、支持を失い急降下する、そんな様相に何をこれから注視すべきでしょうか。

休耕田の水たまりにマガモの雌だけが8羽、集まっていました。なんで雌だけなのか、なんでそんな場所に、どうして、近づいても逃げないのか、などなど、疑問だらけですが、同じく、女性の集まりもいったん形成されると他を寄せ付けない強さを見せることがあります。さらに、一つ隣の田んぼには、アオサギがめずらしく6羽も群れていました。どこか、その集まりに意味を見いだすのは決して無理ではありません。

空梅雨気味のここ10日ばかり、南の雷雨を逃れて、そう、乱を逃れてやってきた彼女らに私たちはこれからの反乱の予兆を見ることもできそうです。いつまでも同じ手は食わない、いつまでも区別され迫害されて黙ってはいない、そんな静かな、啼かない声を聞いているようです(雌は一般に鳴かない)。色は地味でも気持ちは錦、秘めた力強さはいずれ、大きな力となり、うねりとなって社会を変えていくでしょう。そんな密やかな期待をみた午後でした。

怒りと行動と愛を2009年06月17日 22時45分20秒

キタテハのたぶん雌
夏型のキタテハは裏の色は黄土色で白字はあまりはっきりしません。それでも花を求めて、きょうは2頭、舞っていました。でも吸密だけの目的で寄ってきたのではありますまい。で、今晩、たまたま点けたBSでフジテレビのBSフジLIVE PRIME NEWSを見ました。テーマは、「生きづらい時代を生きる術」でした。自殺者が10年連続して3万人を超えたことを象徴的に扱って展開したのは適切な方法と思えます。作家の雨宮処凜氏、姜尚中東大教授、上田紀行東工大准教授の3人のゲスト。

一言でまとめれば、お三方の提言は標題に集約されたと思います。もっと、政治とそのやり方に、言動に怒りをもってあたれ、連帯して行動せよ、ものを言え、そして、他人・他者からの評価や愛情をもって判断したり自分の存在を規定したりしないで自ら愛せよ、考えよ、そういったところから今の壊れかけている社会を変えていかねばならない、そんなメッセージを合わさって伝えてくれた3人でした。実際、企業や社会的な活動などが自助努力や自己責任に傾かせるようになって急に3万人の自殺者数に増えて高止まりというのは異常なのです。

以前の記事でも何度も述べたように、もっと社会の有り様、為政者や企業や支配層、すべての権力層に対し、その振る舞いや言動、明らかに誤った思考に対して怒りをもってあたらねばますますだめになるのです。誤った方向に進んできた、進ませてきた確信的な過ちを糾し、正していかなければなりません。意図的に作られた誤った制度は言うに及ばず、間違った風潮に貶められた私たち自身を気づかせながら私たち自身が変わらねば、この社会、日本は立ちゆかなくなります。もう、舞っている時間はありません。

なぜ早い準備をするのか2009年06月18日 20時31分11秒

夏の準備
海開きは例年、7月1日と決まっていますが、普通、この時期は梅雨まっただ中で水温も低めです。泳ぐ人などいませんから、なんで形式的な行事をするのか、いつも疑問を感じるところです。実際、現状、空梅雨とはいえ、6月半ばに早々と草刈りをして海に浮かべる浮子、看板や案内標識、ひも、その他の準備をもうして終えるのもはなはだ疑問です。

望まれるのは集客と出入りの際のお金、周辺に落とすお金です。いわゆる、海水浴の経済効果を狙ってのことですが、近年、それほどいませんし、ましてや、泊まり客は激減、民宿も実入りは期待できません。それでも6月にあわせて準備をするのはどうしてなんでしょうか。もちろん、直前にしても間に合わないし、にわか観光協会の面々にとってそれは余計な、面倒な作業です。それでも半ば強いられたかのような習慣的な行動にはどこか、強迫観念がついてまわります。

およそ、物事の遂行のために、事前準備が欠かせないのは確かに理解できますが、それとて、あらかじめ決まった実行と結果のための約束事のようです。ほんとうに、それらを行ったからといってそれで確かに成果や効果が上がることは決して保証されませんし、どれほど有意味かはかなり疑いの残るところだからです。いつでも、その場その時に有効な手段と方策で最適の当為による成果を期待する、そんな真に意味のある、有意義な、持続的な活動や行動こそ、ほんとうに求められるものなのです。

無駄な面接2009年06月19日 20時29分51秒

ウミネコ4羽とアオサギ1羽
水張り田んぼに(つまり、休耕田)アオサギとウミネコが同居するように餌をついばんでいました。ウミネコもカモメ類もよく、すぐ近くの川を遡上するように上流まで飛んでいくのは珍しくはありませんが、この暑い今日、ぬるいどころか生暖かいだろう溜まり水の田んぼに浸かっているのも珍しい光景ではあるのです。無駄の多いだろう海での食餌よりも効率や獲得の高さを求めての行動と理解します。でも、アオサギは上から見ていて、遠慮しているかのようでした。他に、写真には写っていませんが、カルガモも2羽(つがい)いて、3種類一緒というのも絵になります。

でも私と言えば、きょうはむだばかりでした。面接と言うことで隣町まで出かけて、遠い場所までバスに乗り、行ったはいいがその場で通勤に支障と無理がある、とのことで評されることもなく、無かったことにされました。帰りがまた、1時間ほどもかんかん照りの道路脇でバスを待ち、お金を使って帰路についたわけです。厚さのせいか、帰ると疲れていて、午後は半分ぐったり。いったい、今日は何のために過ごしたのか、まったくもって腹が立ちます。最初にわかっていたのだったらそう電話口で問い、明示することで無駄足と無駄金に泣くことは避けられたのです。どうして、彼らはいつもそうなんでしょうか。

必死の思いですがるように履歴書を書き、足を使い、お金を捨て、待って待って結局無駄になる、そんな徒労の繰り返しです。何のために臨時収入を得ていたのかわかりません。不況のせいとばかりいってられません。どこか、人間の側に問題があると言えます。怒りを覚えます。