際だつ日本の低率GDP2009年02月17日 20時02分15秒

GDP伸び率比較(年率換算)
昨日発表された国内総生産(GDP)の2008年10~12月期年率換算値は -12.7% と実質的に最悪でした。それも、先の見えない今ですからなおさらですし、欧米との比較でも2倍以上というのは寄りかかってきたツケの結果ですが、それをしてすなわち、「構造改革」なるものの有用性や必要性を説く証左となるものではありません。逆に、本来持っていた、存在していた内国的な需要と循環と消費の堅さを急速に壊してきた結果ということもできるのです。

もともとの金融危機の震源地ですらまだ一桁です。それも充分確かな下支えもある社会の仕組みやつながりがのこっているからに他なりませんし、とりわけ欧州ではきちんとした枠組みと法や慣習的な規制や規律があるからです。それに引き替え、我が国はどうでしょうか。危機的な状況は昨年後半に始まったわけではありません。それ以前にまさに右へならえでアメリカの悪い面だけを取り入れて真似て作り替えようとした悪しき「構造改革」の名を借りた破壊的な社会の分断や押しつぶしがあるのです。

昔に戻れ、といっているのではありません。かつての堅固な循環経済を主として内にまかなえる形での社会的な仕組みをこそ、今一度再考して本当の構造に造り変えることです。それにはまず、変革が不可欠です。従来思考、従前の踏襲からの完全な脱却が求められます。同じような手法や方向性で乗り切ろうといったいわば安易な考え方とはきっぱりと縁を切ることです。歴史に学びながら新しい革袋に新酒を入れる、そういう社会経済体制に飛び込むのです。今すぐに。