また小学生の自殺 ― 2008年09月10日 21時07分15秒
神戸で11歳の女の子が飛び降り自殺をしたというニュースは茶番劇の自民党総裁選よりも優先度は高かったはずです。でもNHKはそうではありませんでした。どうかしています。病んだ、壊れかけているこの日本社会の病理そのままに体現されたといえます。
将来ある子供がどうして、自ら命を絶たねばならなかったのか、麻生氏はじめ5人には想像もつかないはずです。彼らはその対極にあり、女の子を死に追いやった原因の一部を造り出しあるいは構成においてその責任を負っていたのです。理不尽さ、いわゆる不条理などという理解してはいけない理由があたりまえのように横行する社会のひずみやねじれを直すどころか、なおさら強固にしてしまったのはほかならぬ自民党政治であり、少なくとも6割はそうだといえるのです。
死を選ばざるを得なかった、そんな選択肢しか残されていなかった、そんな環境にある子供たちは少なくない、そんなことを誰が言ったかは別としても現実を見聞きし事実を目の当たりにするにつけ、なぜこんなゆがんだ心を意のままにさせて放任して平気な世の中にしてしまったのか、堪え難い思いにとらわれます。もっと、希望に満ち、夢を追い、望みをかけて歩んでゆける、そんな理想に溢れた社会を創るべく、いえ、実際に築いてゆくひとりひとりの強い思いや営為をこそ、私たちは求めなければなりません。嘘っぱちの政治家の軽い、それでいて人々を傷つけ苦しめる、乱れたことばから逆説的に、学び、変革をしていくことです。これ以上、子供たちを追いやらぬために。
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